メルカリの不安要素の一つ
・値下げ交渉でガツガツした空気で怖い
についてです。
出品してみると、本当に高確率で値下げ交渉のコメントが付きます。
当初は「値下げは行っていません」というようなコピペの返答をしていたのですが、交渉に乗ってみるのも楽しいかなと思うようになってきました。
■値下げ交渉に対する考え方
「値下げ交渉のコメントは挨拶みたいなもの」という言葉が自分の中でしっくり来たということがあります。
文字通り、フリマに自分の商品を並べている状態をイメージするようになり、値下げコメントは「こんにちは。いい商品ですね」と声をかけられたくらいの受け止め方をするようになりました。
気分が乗れば値下げしてもいいし、不躾ならスルーすれば良いので、あまり気負う必要もないという気持ちになりました。
■値下げに乗るか、断るか
「〇〇円になりますか?」と具体的な金額が出てきた場合、現在の価格とその価格の間くらいを取って「〇〇円は厳しいですが△△円でいかがでしょう」と返答すると、それで購入してもらえる可能性が高いです。体感8割くらいは上手くいきます。
売るチャンスがあるので、基本的には食いついてきてくれた人には多少安くてもお譲りする精神です。
そんなに安く売りたくない場合は、素直に断っています。
「値下げ可能ですか?」という漠然とした質問の場合、正直にここまでなら値下げしていいかなという金額を提示していたのですが、あまりにも受け入れてもらえないのでやめました。
「お気持ち程度なら値下げできますが、いくらがご希望ですか?」と直球で聞き返しています。お気持ち程度と言っておくことで、相手も無茶な値段は出しにくくなるのでこっちのストレスが減ります。
漠然とした質問(メルカリ公式のテンプレなので仕方ないですが)があまりにも多かったので、自己紹介に「漠然とした値下げ交渉は断る可能性が高い」という内容を書いたところ激減して、価格を提示してくるようになりました。
意外と自己紹介は見られています。
■値下げ前提の価格にするかどうか
1割値下げする前提での価格設定にすると良いと言われますが、相場より1割高めの設定にすると明らかに伸びが悪くなります(閲覧数・いいねが少ない)ので、値下げ交渉すら来ないというのが現実です。
赤字覚悟で相場より安くすると、閲覧数も伸びて値下げ交渉が来ますが、応じたくないというジレンマになりますね。
これは未だに折り合いが付けにくいところ。
■買い物上手な人
値下げ交渉に応じたものの、「やっぱりやめます」というパターン。
後で同じ商品を探してみてみると、同じ人が価格交渉をして購入してたりします。
そんな、複数の出品者に同時に価格交渉をして、安くなった方から買うという人もそれなりにいます。
相見積もりを取るのは交渉の基本ということで、賢いのだと思うのですが、売る側としてはモヤモヤします。
大抵、断ったらその後の反応もなかったりします。
■無茶な交渉をされやすい商品
色んなジャンルを出品してみて、無茶な金額で交渉が来るという商品が分かってきました。
小型電化製品(携帯ゲーム機、ギター用エフェクターなど)がそうです。
中古相場5,000円のところ、4,500円で出品していたとすると、大体「2,500円でどうですか」というくらい無茶なコメントが付きがちです。妥協して「4,000円ならOKです」と返しても買ってくれないことが多い。
この手の商品は何なんでしょうね。
・ガジェット好きの人がダメ元でコメントしている
・値崩れしにくい商品のため転売目的
という感じかなと想像していますが、比較的成立している割合も高いように見えます。
金欠になりがちで少しでも売り上げが欲しいコレクターが出品している率も高いのかもしれません。
無茶な交渉はストレスだし、傾向が分かるようになったので「値下げは不可です」と書くようにしています。
■「専用」について
「専用」の文化も苦手です。
交渉に応じた段階で「専用でお願いします」と言われた場合、すっとぼけて商品名の冒頭に「専用」とだけ記載して更新しています。
「〇〇様専用」と相手の名前を書いたり、専用のトップ画像に差し替えたりはしていません。
それで何も言われていないので多分、問題ないのだと思います。
最後に、
こちらから値下げ価格を提示したのに、購入されずにコメントが残っている状態は複雑です。
新規で見に来てくれた人が「値下げする気があるなら値段が下がるまで買うのをやめておこう」と思われて売れにくくなると思います。心情的に。
コメントを削除してしまうのも良いのですが、やましいことがあったみたいで個人的に抵抗があります。
ということで、コメントが汚れた状態になってしまったら再出品してしまうのが良いのかなと思っています。
---2023年4月追記---
いいねした商品について「希望価格」を登録する機能がいつの間にか追加されました。
10%、15%、20%のいずれかを選んで登録すると「○○円で買いたい人が1名います」という通知が行きます。
商品編集画面でも表示されるため、値下げする際の参考にできる、といった機能です。
Paypayフリマのような値下げ交渉機能ではないのですが、消極的な値下げ交渉的な機能として価値がある機能だと思います。
ただ、コメント欄での交渉ではないため、受け入れて値下げしてくれたとしても横から取られる可能性は高いでしょう。